イギリス妊娠生活 ②10~12週健診編
初診の帰りに診療所(GP surgery)で予約して帰った2回目の健診。
イギリスの妊婦健診では、日本のように毎回お医者さんによる診察があるわけではありません。
この2回目の健診は、10週目に診療所へ行き、”Midwife”と呼ばれる助産師さんと会う予定でした。
が!!!!
予約の数日前に電話があり、コロナの影響で診療所が閉鎖されたとのこと。
コロナが流行しはじめてから、咳や熱などの症状がある人はまず自宅から電話で指示を仰ぐというのが国の方針だったのですが、それでも直接診療所に来る人が多いため、これ以上開けておくのは危険という判断になったのだそう…
そのため、診療所ではなく大学病院で検診を受けることになり、予約の変更をせざるを得ない事態に…
ちなみに、診療所は家から徒歩15分弱、大学病院はバスを使って30分弱(+バスはコロナの影響で間引き運転)。
ちょうど12週に入ってから大学病院で超音波検査を受ける予定になっていたので、同じ日の超音波検査前に予約を変更することにしました。
そして迎えた当日。
大学病院は遠いものの、産婦人科が一般病棟から離れた建物になっていて、診療所のように風邪など感染症の人と同じ空間で待つ必要がないので安心。
が!!!!
超音波検査前に検診のはずだったのに、待てど暮らせど名前が呼ばれず、確認したところ先方の手違いで予約リストから名前が漏れていたことが発覚…(ToT)
仕方ないので、先に超音波検査を受けてから助産師さんと会うことになりました。
というわけで、実際は次の記事で書く超音波検査よりも後になってしまったけれど、前後しても内容は変わらないはず…
この健診では、
・尿検査
・体重測定
・問診
・血液検査
・脈測定
を行いました。
尿検査のサンプルは、問診前に容器が渡され、指定されたトイレで採尿しました。
体重測定も同じくトイレ。笑
「トイレの中に体重計があるから、自分で測って覚えて帰ってきてね~!」と助産師さんに言われました。
トイレに体重計があるとは…ちょっとカルチャーショック。
ちなみに、日本で染みついた癖でつい靴を脱がなきゃいけない気になりますが、体重計は靴のまま乗ります。
採尿と体重測定が終わると、個室で助産師さんの問診。
初診の問診で聞かれたことと被る項目もいくつかありますが、
・身長、体重、出身、イギリス居住歴、職業、妊娠歴、既往歴などの基本情報
・現在治療中の病気があるか、服薬中の薬はあるか
・家族に遺伝性の病気、糖尿病、高血圧の人がいるか
・家族に妊娠時にトラブルが起きた人はいるか
・パートナー(夫)の出身、職業、既往歴
・望んでいた妊娠かどうか
・妊娠してからの精神状況
・同居家族の人数
・家庭生活で恐怖を感じることはないか
といったあたりを質問されました。
問診のなかで引っかかることがあれば、助産師さんからお医者さんへ申し送りがなされるとのこと。
聞かれたことに答えるだけでなく、疑問に思っていることや違和感を感じていることがあれば、もちろんこちらからも質問できます。
問診がひと段落したら、そのまま採血と脈の測定をしてもらって終わりです。
10分という時間制限がある診療所と異なり、助産師さんとの問診は少し時間に余裕があって、諸々の検査も含めて計30分ほどでした。
尿検査・血液検査の結果は即時分かるわけではないので、問題がある場合は1~2週間以内に病院から電話連絡があると言われました。
最後に、”Blue Maternity notes”というファイルをもらいます。
A4サイズの文書が2穴で綴じられるようになっている青色のファイルで、下の写真のように仕切りやいくつかの文書が最初から入っています。
日本でいう、カルテのようなイメージです。
(コロナの影響を受けた時期に限らず)健診の場所が診療所だったり、大学病院だったりするので、妊婦自身がカルテの管理をするようになっているのかもしれません。
今回の健診結果も、このファイル内の文書にしっかり書き込まれていました!