イギリス妊娠生活 ③12~14週超音波検査編

期せずして、前回記事に書いた10~12週健診よりも先にすることになった超音波検査。

NHSの妊婦健診では、12~14週と20~22週の間に計2回超音波検査をすることになっています。

逆にいうと、特に異常がなければ超音波検査はこの2回のみです。うひょー!

私の場合、10~12週健診と12~14週の超音波検査が同日になったので、この日まで妊娠検査薬以外に妊娠を確定づけるものも、胎児の無事な成長を知るすべもなく…

そんな状況でも、産育休を取るので仕事関係の人に早めに伝えなければならず、「自分たちの親に伝える前に仕事関係の人に先に言うのはなんか違うよな~」ということで親にも伝えることになり。

「まだ病院でちゃんとした検査受けられてないんだけど…」と枕詞をつけて、必要最低限の相手に先んじて報告していたのでした。

そのせいで、「もし子宮が空っぽだったらどうしよう…」という、後から振り返ると若干謎な不安まで抱えて迎えた超音波検査でした。笑



超音波検査は、診療所(GP surgery)で受けることができないため、必然的に病院(Hospital)で受診となります。

私の場合、検査を受けるおよそ1ヶ月前に大学病院から郵便が届き、
・超音波検査の案内文書(日時、場所、持ちものなどが書かれています)
・大学病院の案内パンフレット
の2点が入っていました。

診療所で初診を受けた時は、10~12週健診の予約しかしていないので、特に私の方で何か手続きをするわけでもなく郵便が届いたかたちです。

ちなみに、検査の日時は希望を出すまでもなく、勝手に割り振られていました。笑

とはいえ、都合が悪い場合は電話連絡をすると変更してもらえるそうです。



当日は、まず指定された時間に大学病院の超音波検査フロアに行き、受付で名前と予約時間を伝えます。

10分くらい待って検査室に入ると、まず名前・生年月日・住所・電話番号の確認が行われます。

次に超音波検査の同意書にサインするのですが、イギリスの場合、このタイミングでダウン症候群・エドワーズ症候群・パトー症候群(Testing for Down’s, Edward’s and Patau’s Syndromes in Pregnancy)の診断が無料で受けられるので、それらを希望するか否かをチェックする必要があります。

この診断の説明は初診の問診時にされていて、資料も初診問診時にもらえたので、受けるかどうかは事前に検討できました。



同意書のサインが終わると、さっそく検診台で横になります。

検査技師さんが1名対応してくれましたが、診療所と同じく、あまりゆっくりする時間的余裕はないようで、すさまじい速さでいろいろと進みました!

ちなみに、検査台に乗る前につい癖で「靴脱いだ方がいいですか?」と聞いてしまいましたが、当然のように脱がなくていいと。笑

さっそくお腹にジェルを乗せてエコーが始まり、子宮の様子、胎児の様子、卵巣の様子をチェックしつつ、時々写真撮影をしながら大きさの測定なども行われました。

エコーをしながら、
家族に遺伝性の病気、糖尿病、高血圧の人がいるか
・家族に妊娠時にトラブルが起きた人はいるか

・自然妊娠か
といったことを聞かれました。

特に問題がなかったのもありますが、検査台の上に乗っていたのは恐らく5分ほど。

その後、胎児の大きさから出産予定日の再計算が行われ、初診の時に言われていた日にちから1週間ほど早まり…^^;

コロナ禍でパートナーの立ち会いができなかったこともあり、「夫に見せたいのですが、エコーの写真もらうことできますか?」と聞いてみたところ、「そりゃ当然見たいわよね!」と撮影した写真を6枚ほど印刷してくれました。



私は、ダウン症候群・エドワーズ症候群・パトー症候群の診断を希望していたため、超音波検査室を出た後に別の部屋へ行き、採血を受けました。

採血は別の方(おそらく検査技師さん)が担当だったため、改めて名前・生年月日・住所を確認。

最初に体重測定があり、ここでもまた靴を脱いだ方がいいかをつい聞いてしまうという…

「そんなに重い靴はいてるの?普通の靴なら脱がなくていいわよ~」といわれ、いつまでたっても土足OKなイギリス文化に慣れないことを実感。笑

その後は、1本採血をして終了。



検査結果は1~2週間を目途に自宅へ郵送されるとの説明があり、私の場合は8日後に届きました。

結果通知の紙には、
・ダウン症の発生確率
・エドワーズ症候群とパトー症候群の発生確率

が書かれていて、この数値が低いものなのか高いものなのかという説明と、これ以上の詳細は助産師さんに別途送付されている旨が添えられていました。