たぶんかぞく流家庭料理 ーパプリカの肉詰め編

About usにもある通り、イギリスに住んでいる私たち。

ルーマニアにルーツを持つダンダンと、日本にルーツを持つこころで、食べて育った家庭料理が全然違います。

加えて、お互いが慣れ親しんだ家庭料理を作るにも、その材料がイギリスでは手に入りにくいor手に入るけどちょっと高いということも…

そんなわけで、ルーマニアのレシピ×日本のレシピ×イギリスで手に入る食材という組み合わせでオリジナルの料理を作ることがよくあります!

この「たぶんかぞく流家庭料理」シリーズでは、そんな我が家のオリジナルレシピをご紹介!!

過去の記事はこちらから
調味料編
ロールキャベツ編



今回の料理は、パプリカの肉詰め!

いつもの通り、まずはダンダンとこころが親しんできたパプリカの肉詰めのお話から。



ダンダンが親しんできたのは、Ardei umpluţi(アルデイ・ウムプルツィ)。

牛と豚の合挽肉にお米やハーブなどを加えて混ぜたものをパプリカに詰め、トマトソースで煮込んだ料理です。

写真右が黄色いパプリカで作られたArdei umpluţi

ロールキャベツ編で紹介したSarmale同様、こちらもザ・ルーマニア料理と言われるものの1つ。

ルーマニア料理らしく、弱火で数時間じっくりコトコト煮込むのだそうです。

特徴的なのは、その食べ方!

サワークリームを用意して、Ardei umpluţiに付けながら食べます。

意外な組み合わせのようにも思いますが、味がマイルドになって、そのまま食べるのとはまた違った味を楽しむことができるのです!



次は、こころが親しんできたパプリカの肉詰め…と言いたいところなのですが、実はあまり食卓に並んだことのない料理の1つでした。笑

日本にいた頃は、パプリカの肉詰めよりもピーマンの肉詰めの方がまだ身近だったように思います。

日本だとパプリカはピーマンより高いし、あまり袋詰めでは売られていないからかも…

そんなわけで私が何回か作ったことのあるピーマンの肉詰めは、ピーマンを半分に切って牛と豚の合挽肉を詰め、チーズを乗せてオーブンで焼くというもの。

ルーマニアのArdei umpluţiとは見た目も、調理方法もだいぶ違います。

イギリスに来てから1回だけ、パプリカを使って同じ方法でパプリカの肉詰めを作ったことがあるのですが、パプリカを半分切ると、横で見ていたダンダンが「ちょちょちょ!!半分に切るの!?Stuffed peppers作るんだよね??」と超びっくりしていました。笑

※写真なしです、ごめんなさいm(_ _)m



そして最後に、ルーマニア×日本×イギリスのたぶんかぞく流レシピ!!

Ardei umpluţiをベースとしつつ、「トマトソースよりもあっさりした和風だしで食べたい!」というダンダンの工夫から生まれたオリジナルレシピです。笑

メインパートの材料は、
・パプリカ…4個
・牛ミンチ(脂が20%以下のもの)…250gくらい
・玉ねぎ…半個 or 細ねぎ…数本
・塩コショウ…少々
・水洗いした白米…大さじ2くらい
(お好みで・卵…1個)

牛ミンチ~白米をボールに入れて混ぜ、パプリカに詰めます。

肉の詰まったパプリカをお鍋(我が家はル・クルーゼ)に並べ、
・和風顆粒だし…小さじ1
・醤油…大さじ2
・水…300cc
を加え、ふたをしてまずは強火、沸騰してきたら弱火にして1時間ほど煮込みます。

火にかける前はこんな感じ

煮ている間に水分が増えていきますが、初めからもっとスープが欲しい!という場合は和風顆粒だし~水を同じ比率で増やしてもOK。

味が薄い場合は、だしや醤油を入れて調整してみてください!

私はそのままいただきましたが、ダンダンはサワークリームの代わりに無糖のヨーグルトをかけて食べていました。

和風だしに無糖ヨーグルト!?という気もしますが、意外とイケるらしい…笑