イギリス出産記録 ①陣痛開始編

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36週の超音波検査ですでに3キロ近くあると言われつつも、まったく産まれる気配がなく、ついに訪れた出産予定日!

…何も起こりませんでした。笑

出産予定日から5日経過!

……何も起こりませんでした。。笑

毎日のように家族や友達から「産まれたー?」という連絡がきて、プレッシャーや『なんで産まれてこないんだろう』という不安を感じながらイライラしてしまう日々を悶々と過ごしていました。



そして38週検診(私の場合は39週目に受診)のあと念のため予約した41週目の検診まであと1日と迫った日の朝、ついにおしるしが!

『いよいよだ!』と思いながら身構えるも、結局何も起こらないまま夜を迎えました。

『今日も何もないまま終わるのか…』と思いながら布団に入った23時過ぎ。

ついに陣痛のような激しい腰の痛みが数分間隔できたのです!

間隔は2分だったり、5分だったり、10分だったりで安定しなかったので、「夜に陣痛がはじまったら、後々への体力温存のためにも寝られないか試してみて!」という両親学級の教えの通り、陣痛が来るたび悶絶しながら寝ようとしてみることに…

寝つきは悪かったものの、それでも3時間くらい連続で寝られました。笑



翌朝を迎え、相変わらず数分間隔で陣痛はくるも、順調に縮まっているわけではなく、たまに20分くらい開くことも。

歩き回れていたし、「きっと出産直前はこんなもんじゃないんだろうな」と思いつつ、じっとしているのも気が狂いそうだったので、バランスボールの上でストレッチをしたり、病院に持っていく用のおにぎりを握ったりと動き回っていました。

この日の昼に入っていた41週検診は、出産の兆候がなければ卵膜剥離と促進剤の予約をすることが目的だったため、陣痛が来ている状況で行っても意味がなく、申し訳ないながらも当日キャンセル。

助産師さんとちょっとだけ電話でお話させてもらうかたちにして、もう少し陣痛が強くかつ定期的に来るようになって間隔が縮まったら病院に連絡するようにとのことでした。


そして迎えた20時頃、10分に3回定期的に陣痛が来るようになっていたので、出産予定だった病院内の助産施設に電話。

助産師さん1(以下、助1)「どうやって陣痛の痛みに対処してるー?」

こころ(以下、こ)「夫に腰のあたりを押してもらったり、マッサージしてもらってます」

助1「それだけでまだ喋れるなら、たぶんまだ時間かかるから家にいて~!わざわざ病院きて1回こっち来て帰されたら嫌でしょ?」

こ 心の声『え…10分に3回陣痛来てたら病院入れてくれるんじゃないの!?』

助1「ちなみに、胎動に変化ない?」

「たまに感じられるけど、いつもよりは胎動頻度が少ないです。でも生まれる前ってそんなもんですよね?」

助1「もしもってこともあるから、胎動が減ってるならMaternity Assesument Unit(産婦人科病棟で24時間対応している、緊急時や出産直前の外来受付)に行って検査受けてみて。Unitにはこっちから申し送りはしとくから。」

ということで、ダンダンとタクシーに乗って病院へ。

私の出産した病院はコロナ禍でも1人まで立ち合いOKだったものの、本格的な分娩になるまでは立ち合い人は病院の外で待機という決まりがあったため、ダンダンは外で待機(めちゃくちゃ寒かったらしい…)、1人でMaternity Assessment Unitへ。

検尿し、しばらく待合室で待たされた後、ベッドに横たわって陣痛の強さと間隔を機械で測定しながら胎児の動きが感じられたタイミングでボタンを押すというのを約30分。

助産師さん2(以下、助2)「これだけ胎動あったら十分だと思うけど。不安は解消されたかしら?」

「えーっと…最初から私は別に不安はなくて、いつもよりは胎動が少ないっていう事実を報告したら、検査した方がいいって言われたから来たんですけど…」

助2「じゃあ不安はないってことでOK?」

「何も異常がないなら、不安はないです」

助2「じゃあ今陣痛の間隔5分ちょっと切るくらいだから、1回家帰って3分間隔になったらもう1回電話してきて~」

「座ったり立ったりして歩き回ってたからか、家で測ってたときはずっと3分間隔だったんですけど」

助2「産まれる直前になったら、どんな姿勢でいても3分間隔で陣痛くるから。家で横たわってても3分間隔で陣痛くるようになったら連絡して!どうしても子宮口測ってほしいなら測ってもいいけど、それでも家に帰ってもらう判断は変わらないからね~」

「!!……それなら、陣痛に耐えながら服脱ぐのめんどくさいので結構です…」

というわけで、陣痛がくるとじっとしていられないくらいの痛みがあるにもかかわらず、22時ごろ家に送り帰されたのでした。。。



つづく

コロナ禍で売店に行けないため、多めに用意した軽食たち