イギリス出産記録 ③産まれました編

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なかなか間隔が縮まらない陣痛から、なかなか病院に入れてもらえず自宅で耐えた悶絶期を経て、ようやく病院に入れてもらえた午前3時前。

病院に入ると、再びMaternity Assesument Unit(産婦人科病棟で24時間対応している、緊急時や出産直前の外来受付)へ。

検尿後、個室に通されて待機。

……

誰も来ない………

陣痛がキツくて長く感じられたせいもあったと思うけど、どれだけ待たせるねん!!というくらい、しばらく誰も来ない。。。

素人感覚でも産まれそうなのが分かるくらいになっているなか、とりあえず耐えねばと、いきまないように我慢。

するとようやく来た助産師さんが子宮口の開きをチェック。

助産師さん 「あら~もう子宮口全開ね。時間なさそうだからDelivery Suite(分娩室)で産みましょう!」


\(^^)/


病院内に併設された助産院で、
陣痛の痛みを和らげるのにはお湯を張ったプールに浸かって、
気分転換にちょっと音楽もかけて、
最後は分娩用ベッドの上で出産♪

というのが私が36週検診で立てた出産計画(Birth Plan)だったわけですが、助産院に移動する時間がなく病院の分娩室で、プールや音楽なんて余裕ナイナイって感じになりました。笑

検診をしてくれていた助産師さんが言っていた通り、あくまでBirth Preference(出産の好み)だし、安全安心な出産第一だから仕方がない!



そんなこんなで、急いでDelivery Suiteへ移動し、分娩の準備。

合間にちょこちょこ寝られたとはいえ陣痛はもはや28時間以上、
病院と自宅をムダに1往復、
ようやく病院に入れてからいきみを耐えるために余計な体力を消耗したあとの明け方4時。

痛みがないときには半分寝落ちしているなか、のどに棒を突っ込まれてコロナの検査。

ダンダン・助産師さん2人・助産専攻の実習生1人に囲まれて頑張ること約1時間。

頭が見えているのになかなかすんなり出て来なかったため、

「もうあなたも赤ちゃんもだいぶ体力消耗してるから会陰切るわねー!」

と言われ、あっさり盛大な会陰切開を受けました。(当然これも出産計画には入っていない…笑)



そしてようやく…40週に加えて予定日9日過ぎていたので本当にようやく……赤ちゃんとご対面!!

さっきまで隙あらば寝落ちしていたのがウソのように目が覚めました。笑



なかなか病院に入れずどうなることかと思ったし、何1つ出産計画通りには進まなかったけど、妊娠が分かってすぐコロナ禍で妊婦検診から出産まで通常通りとはいかないなか、無事に五体満足健康で生まれてきてくれたので文句なんて言えません!

いろいろなリスクと制約があるなかで、なるべく妊婦にとって安全で快適な環境を整えようと尽力してくださったNHS(国民保健サービス)のスタッフの皆さんに感謝☆

そして、妊娠中はもちろん、出産時もなかなか病院に入れなかったために普通の立ち会い分娩以上にいろいろサポートしてくれたダンダンには最大級の感謝を☆

出産した分娩室の壁に飾られていた風船