イギリス産後記録 ⑥ヘルスビジター訪問編

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産前と出産直後は助産師さん(Midwife)が健診をしてくれていましたが、新生児健診が終わると、健診の担当がヘルスビジター(Health Visitor)に変わります。

ヘルスビジターは助産師と同じく、地域ごとに事務所が構えられています。

出産予定日などの情報が連携されているので、妊婦の方では何もしなくとも、出産予定日の1か月半ほど前にヘルスビジターから直接連絡がありました。(連絡がある前に、ヘルスビジターの事務所から案内文書も届きました。)



ヘルスビジターによる健診は産後から始まるのですが、出産前に一度ヘルスビジターと顔合わせの場を持つことになっています。

私たちの場合、出産予定日の約3週間前にヘルスビジターとお話をしました。

本来ならば対面で行うところですが、コロナ禍ということでFacetimeで。

産前のアポイントメントでは、産前産後の生活(誰かのサポートを受けられそうか等)に関する話がメインでした。

加えて、産後どこまで助産師が健診をしてどこからヘルスビジターになるかという説明や、出産直後から注意すべき新生児の寝かせ方や母乳育児に関する指導がありました。

産後注意すべきことに関しては、追ってメールでも参考になるHPを送ってくれ、とても助かりました!



先にも書いた通り、担当する地域の妊婦に関する情報は連携がされているので、こちらから出産報告をせずとも私が出産したことを把握し、産後5日目にはショートメッセージで訪問日時の連絡をいただきました。

コロナ禍かつロックダウン中であっても変更はなく、生後12日目にヘルスビジターが自宅まで来てくれました。

出産直後から何度も病院に通っていたので、家に来てくれるだけで本当にありがたい…(片づけとか掃除とか最低限しかできてないけど。笑)

前回の記事で書いた通り、黄疸でヨシの新生児健診が生後14日目までかかったので、まだ黄疸が正常値になる前にヘルスビジターの訪問が入ったかたちです。

この生後12日目のヘルスビジター健診は問診のみで、
・産後の生活はどうか
・母乳育児に問題はないか
について主に話し、
・本来ならば生後6週目にある母子健診@診療所(GP)が生後8週目の予防接種と同時実施となる旨の説明(コロナ禍での通院回数をできる限り減らすため)
・生後8週目の予防接種時に解熱鎮痛薬を飲ませる必要があることの説明
がありました。

時間は約30分ほど。

身体の健診をするというよりも、生活面や精神面のケアをするという色が強かったように思います。



次にヘルスビジターの健診があったのは約1か月後の生後6週目。

上にも書いた通り、本来ならば生後6週目にGPで母子健診を受けるのですが、コロナ禍で2週後ろ倒しになったため、ヘルスビジターによる健診が2回続くかたちとなりました。

コロナ禍ということで、電話やFacetimeでの健診も打診されましたが、ちょうどヨシの肌に湿疹が出ていたこともあり、直接見てもらいたくて自宅訪問をお願いすることに。

1回目のヘルスビジター健診同様、問診がメインでしたが、今回は体重測定も行いました。

自宅にある体重計で週1程度はおおよその体重を測って増えていることを確認していたものの、赤ちゃん用の体重計できちんと測ってもらっても体重増加が確認できたのでひと安心☆

湿疹のケア方法についてアドバイスをもらうとともに、睡眠不足がピークに近かったためその相談もしました。

産前の両親学級で「寝ている赤ちゃんを起こしてでも3時間ごとに授乳するように!」と言われたため、ヨシが寝ていようが3時間ごとに無理やり起こして授乳→寝かしつけに1時間以上かかる→やっと寝たと思ったら授乳の時間はすぐそこ→無理やり起こして授乳→寝かしつけ…を繰り返していた私。

こころ 「いつになったら3時間おきの授乳を辞めていいんですかね?」

ヘルスビジター 「えーっ無理やり起こしてまで3時間おきに授乳してるの?そりゃ寝不足になるわ!体重もしっかり増えてるんだから、無理に起こさずに、起きているときに欲しがるだけあげたらいいのよ!あと昼間は、長時間外に出られなくても、できるだけ日の光が当たるところに寝かせたり、少しだけでも外の空気に触れさせたりしてみて!」

と教えてもらい、その日から実行してみたところ、3時間おきにアラームをかけて起きなくてよいだけ各段に楽になったのでした。

…といっても、新生児期だから長時間ぶっ通しで寝られるわけではないのだけど。苦笑