イギリス産後記録 ⑦生後6週健診+8週予防接種編

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本来ならば6週目に診療所(GP)で受ける母子の健診。

ヘルスビジターの訪問時に、コロナ禍で通院回数をなるべく減らすため、8週目にある第1回の予防接種に通院するタイミングで健診を受けるよう指示があり、2週間遅れでの受診となりました。

健診&予防接種に先立ち、生後7週に入った頃にGPに電話して予約を取りました。



迎えた健診当日。

生後すぐの病院での健診は自宅前からタクシー、生後1か月くらいから散歩に出ることはあったものの自宅周辺だけだったので、歩いて20分ほどのGPまでのお出かけはベビーカーでの最長移動距離!

というわけで、健診や予防接種よりも、移動自体に少しドキドキしながらGPに向かったのですが、幸い歩き出して5秒でヨシは寝落ちしてくれました。笑



GPに到着すると、まずはお医者さんによる健診。

この生後6週健診は、母子ともに健診の対象です。

といっても、母の健診は
・問診(産後の体調、精神状態などの確認)
・血圧測定
だけ。

もちろん何か異常があれば内診もあったのだろうけど、私の場合は特に不調も違和感もなかったので内診はありませんでした。

イギリスの国民保健サービス(NHS)のみで出産し、幸いながら妊娠中から産後まで大きな異常がなかった私の場合、お医者さんの診察があったのは、妊娠中に低体重で申し送りがされた時とこの生後6週健診のみ。

しかも、妊娠中の健診は電話診察になったので、対面でのお医者さんによる診察はこの1回きり。

病院に行くとお医者さんによる診察が一般的な日本から考えるとびっくりですが、今回の妊娠&出産を経て不思議と慣れました。笑


次はヨシの健診。

・体重測定
・頭囲測定
・お尻、睾丸、心音、目、頭部などの診察
・聴力、体の動きなど発達の確認
が行われました。

泣き叫ぶかと思いきや、裸でいるのが心地よかったのか、優しい女医さんの触診が気持ち良かったのか、キャッキャと健診を楽しんでいてビックリされたヨシなのでした。笑


健診が一通り終わると、避妊指導。

産後の退院時もそうでしたが、しつこいほど避妊指導があります。

ピルも無料で処方してくれるのですが、私の場合これまでピルを服用したことがなく処方も不要と言ったからか、「産後すぐ妊娠をすることは絶対避けるように!」と何度も口酸っぱく言われました。



健診が一通り終わると、予防接種は別部屋になるので一度待合室で待機するようにとのこと。

てっきり日本のようにお医者さんが打ってくれるのかと思いきや、イギリスの予防接種は看護婦さんが打つのだそう。

ヨシが予防接種を受けた2021年現在、イギリスの生後8週目の予防接種は、
・6 in 1(6種混合:ジフテリア、B型肝炎、破傷風、百日咳、ヒブ、ポリオ)
・RV/rotavirus(ロタウイルス)
・MenB(B型髄膜炎菌)

の3つ。

ロタウイルスは液体を飲むかたち、6 in 1とMenBは太ももに注射を打つかたちでした。

ロタウイルスのワクチンを飲む時点で大泣き、注射を打つ時には真っ赤な顔して泣き叫ぶ始末…まぁ仕方ない。。


乳児用のParacetamol。商品名の”Calpol”でよく呼ばれています

今回打ったもののうち、MenBは発熱の副作用が出やすいということで、①接種直後、②①の4~6時間後、③②の4~6時間後の3回、乳児用のParacetamol(解熱鎮痛剤)を与えるように注意がありました。

ちなみに、熱が出る予防処置の意味もあるので、熱が出ていなくても飲ませないといけないのだそう。

日本の友達に聞いても、赤ちゃんの予防接種後に解熱剤をあげるなぞ聞いたことがなくびっくりしたのですが、どうもこのMenBは日本では接種されていないみたい。

一瞬で終わる予防接種よりも、嫌がって泣き叫ぶヨシにParacetamolを2.5ml×3回飲ませる方がよっぽど苦労した初予防接種なのでした^^;