ヨシの離乳食初期物語

出産前にAntenatal class(いわゆる両親学級)を受けていたとき、

「4ヵ月からあげられる離乳食も市販されているけど、離乳食を始めるオススメ時期は6か月頃くらいかな~」

と講師の方に言われました。

あとは、離乳食を始める目安として、
・親が食べている食べ物に興味を示していること
・ある程度座った姿勢が維持できること
が1つの基準になるそう。

私たちの親世代はもっと早くからお白湯や離乳食をあげていたようで、「まだ授乳だけなの!?」と言われることもありましたが…

結局5ヵ月までは母乳オンリーで大きくなった息子ヨシなのでした。



食べ物に興味を示すようになり、腰もある程度しっかりしてきた5か月を過ぎた頃、そろそろ母乳以外のものをあげてみようと思い、まずは飲み物からスタートしました。

いまだに家族中からツッコまれるのですが、なぜか私たちがヨシの初めての飲みものに選んだのはカモミールティー!笑

もちろん、ほぼお白湯のようなめちゃくちゃ薄いカモミールティーです。

日本では麦茶を薄めたものをあげると聞いていたのですが、イギリスに住んでいることもあって麦茶が手軽に買えないこともあって、当時家に麦茶がなく…

ルーマニアで生まれたダンダンは薄めたカモミールティーを飲んでいたらしいので、カモミールティーにしよう!となったのです。


初めて母乳以外のものを口に入れたヨシ。

カモミールティーはお口に合わなかったようで、一口飲んで不機嫌になられました。笑

ちなみに、私もカモミールティーはあんまり好きではありません。(ぉぃ)

この話をすると、

「なんでお白湯から始めんかったん?」

とツッコまれまくるわけですが、まぁそうですよね…笑

私もダンダンも味のついた液体をあげる前提で考えていて、当時はなぜかまったくお白湯という発想に至りませんでした^^;



お白湯、絞って濾したオレンジの果汁を10倍くらいのお白湯で薄めたオレンジジュースなど母乳以外の液体に慣れてきて少し経った5か月半くらいから、10分粥や裏ごしした野菜も少しずつあげ始めました。

出産前に聞いていた6か月という目安よりは少し早いけれど、無理強いをしない範囲で。


ちなみに、イギリスでは”Baby-led Weaning(BLW:赤ちゃん主導の離乳食)”というアプローチがよく紹介されています。

赤ちゃんがつかみやすいスティック状に野菜を切り、歯茎でつぶせるくらいの硬さになるようよく茹で(Finger Foodと呼ばれます)、テーブルに並べて赤ちゃんの好きなようにつかんで食べさせるというものです。

まぁ想像してもらえばわかると思いますが、赤ちゃんの机やいすの周りはめちゃくちゃになります。笑

が、それよりも心配なのが、のどに食べ物を詰まらせないのかということ。

私が目にしたパンフレットなどでは、「赤ちゃんが食べることを学ぶなかで、ある程度のどに食べ物がのどにつっかえるのは仕方ないし、それに対処しようとするのも発達に必要」と書かれていて、とはいえ呼吸ができなくなるほど詰まったときのために緊急蘇生法も一緒に紹介されていました。


BLWに反対というわけではないのですが、歯がまったく生えていないヨシに離乳食超初期からスティック状の食べ物をあげることにどうしても不安があったことと、在宅ではありながら2人とも仕事復帰していた我が家の事情から、7か月頃までBLWは一切取り入れず、日本式のよく潰し裏ごしした離乳食をあげました!

ちなみに、ヨシの好きな食材ベスト3は、
1. ほうれん草
2. ブロッコリー
3. アボカド

栄養価高いものを食べてくれてとても嬉しいのだけど、全然子どもらしくない…笑