多文化ヨシの出生後手続き ③ビザ申請編
息子ヨシが生まれた後の手続きについてまとめるシリーズ。
第3弾はビザ申請編！
第1弾の出生登録編はこちら。
第2弾のパスポート取得編はこちら。
ヨシはイギリス国籍は持ちませんが、イギリスで生まれたので、親のビザが有効な間はビザなしでイギリスにいても不法滞在にはならないそう。
なので、ビザを申請しないという道もあるのですが、
・ビザを申請しないで生後3ヵ月を過ぎると医療サービスが都度有料になる
→イギリスの公的医療(NHS)は基本無料ですが、無料の前提として、外国人はビザ申請時に滞在期間に合った保険料を一括で支払う必要があるため
・一度イギリスを離れると、ビザがない場合はイギリスに再入国ができない
というハンデを負うことになるので、ビザ申請をすることにしました。
手続きは、在英外国人にはおなじみ、UK Visas and ImmigrationのHPから行いました。
ダンダンの扶養家族(dependant)となるので、該当するビザの申請ページで必要事項を入力します。
申請手続きをしたのは、カナダのパスポートが自宅に届いた生後2ヵ月の頃。
当時、日本のパスポートはまだ申請すらできていませんでしたが、申請にあたって必要なのはパスポート1つだけだった（たまに複数国籍で複数パスポートを持っていたらすべてのパスポート番号を記入するように指示されることもあるようなのですが、それもなかった）ので、カナダのパスポートが届いた時点で問題なくオンラインでの申請手続きはできました。
このタイミングで保険料も支払いました。
ここでも大きな関門になったのは、対面での申請手続き。
ダンダンや私がビザを取得した時も、オンラインで申請手続きをした後に、指紋採取と写真撮影のためにビザセンターに出向かなければならなかったのですが、ヨシもそれをしなければならないとのこと。
ちなみに、乳児から指紋採取なんてできないので、必要なのは写真撮影だけだそう。
コロナ大流行期でロックダウンの真っただ中。
ビザセンターは最寄りの場所でもバスと電車を乗り継いで片道1時間半・・・
「マジかよー！」とグチグチ言いながらも、予防接種があるので生後3ヵ月までに何とかビザを取るためには仕方ないと腹を括ってビザセンターの予約を入れようとするも空きがまったくない・・・
最寄りのセンターだけでなく、常識的な距離にあるセンターはすべて予約に空きなし。
往復したら丸一日かかるような地方にあるセンターなら空きがあるけれど、さすがに生後2ヵ月のヨシを連れてそこまで行けないし…と思い、毎日のように予約サイトをチェックするも、まったく空きが出ない。。。
そうこうしている間に生後3ヵ月が目前に迫ってきたので、UKVIに直接問い合わせするも返事なし。。。
結局予約が取れないまま3ヵ月が過ぎ、何を言われるんだろうと思いビクビクしながら12週の予防接種に行きましたが、何も言われませんでした。
ま、ビザの申請は完了していなかったものの保険料はとうに支払っていたので、請求されても説明する気満々だったのだけど。
毎日のように予約サイトにアクセスし続け、ようやく取れた予約日は生後5ヵ月を過ぎた頃。
当然本人が行かなければならないので、生後5ヵ月のヨシを抱っこ紐で抱え、バスと電車を乗り継いで1時間半ほどの町へ。
コロナで自分たちの住む町すら出たことがなかったので、ヨシにとっては初めてのバス＆電車、図らずもちょっとした小旅行になりました。
時期的にもロックダウンが段階的に解除されてきた時期だったので、少し早めに移動して、せっかくなので町中にある公園を散歩したり♪
肝心のビザセンターでは、私たち親やヨシのパスポートやオンライン申請の内容を改めて確認し、ヨシの顔写真をその場で撮影するだけ！
5分で終わり……苦笑
ビザセンターに行った数週間後、無事自宅にBRPカードが郵送されてきましたとさ！