たぶんかぞく流イースター -2022年編

2022年のイギリス国教会のイースターは4/17(日)、ダンダンの信仰するルーマニア正教会は1週後の4/24(日)。

イギリスで迎える3回目のイースターなのですが、今年は初めてロックダウンのないイースター!

実は、ルーマニア正教会のイースターは、イースター前夜の土曜日24時頃に教会へ行き、祈りを捧げ、ろうそくに火灯し、赤ワインに浸されたパンをいただくという慣習があります。

ちなみに、この時に事前に家で赤く染めたゆで卵を1つ身に着けていくのも慣習なんだとか。

ここ2年はロックダウンで集会が禁止されていたため、Youtubeで教会から生中継で儀式が生中継されるかたちとなっていたのですが、今年はロックダウンも解除されたためダンダンは卵をポケットに入れて土曜深夜に教会へ。

深夜ということもあり、私は息子ヨシとお留守番。(ルーマニアでは子どもも連れて行くのが普通で、イギリスでも子連れが多かったそうですが…)

イギリスにもルーマニア正教会の教会は少なくないようで、私たちが住んでいる街にもイギリス国教会の教会の一部を間借りするようなかたちで存在しています。

教会でいただいた赤ワインに浸されたパン(左)とろうそく(右)と、金曜日に自宅で赤く染めてダンダンが教会に持参した卵(中)

そしてイースターの日曜日は、例年通りお祝いの食事!

今年のテーブルはこんな感じ☆(例年通り、ダンダン作!)

・前菜の盛り合わせ(野菜スティック、ハム、サラミ)
サラタ・デ・ヴィネテ(なすのサラダ)
サラタ・デ・ヴォフ(直訳すると「肉のサラダ」だけど、我が家のレシピは肉なし)
パン
・赤く着色したゆで卵
パスカ(ケーキ)

今年初登場のパスカは、特にイースターによく食べられるケーキだそうで、私も今回初挑戦!

砂糖を少な目にすれば1歳半の息子ヨシも食べられる、柔らかい口当たりのケーキでした。



そして毎年同様、赤く染めた卵の中から「最強の卵」を決める遊びも。

1人1つずつ卵を縦に持ち、2人1組で1人は下側で卵を固定して持ち、もう1人が上から軽く卵をぶつけます。

この時卵をぶつける側が「Hristos a Înviat(キリストは復活した!)」といい、ぶつけられる側は「Adevărat a înviat!(まことに復活した!)」と答えます。

殻にひびが入った方が”負け”で、ひびが入らなかった方の卵はまた別の卵と対戦ができます。

去年までとの大きな違いは、ヨシが1歳を過ぎていろんなことに興味を持ち始めたこと!

この卵をぶつける遊びがとても気に入ったようで、自分がするときも、そうでないときも、とにかく楽しそうに笑っていました。

ヨシはゆで卵が苦手なため、遊んだ後の卵は親がおいしくいただましたが…笑



そして今年は、イースターの日の夜にミーチ/ミティテイというルーマニアの肉料理も作ってみました!

本来はBBQでグリルするものなのですが、我が家にはそんな設備はないのでキッチンのコンロで。

今回初挑戦でキッチンコンロで成功するのか半信半疑だったものの、何とも美味しく仕上がりました!

というわけで、興味のある方はこちらのレシピをご欄ください☆(ダンダンが書いたので英語です!)